アニメーション制作に憧れる方は多いですが、具体的にどうすれば業界に入れるのか分からないという声も。今回は、現役プロが教える「未経験から目指せるキャリアパス」をご紹介します。

1. 業界の構造を理解する：ゼロから作られるわけではない
アニメは「制作進行」というポジションが全体の進行管理を行い、各工程の専門家（原画、動画、色彩、背景 etc.）が分担して制作。未経験者は、制作進行または動画マンとして入るのが一般的です。

2. 必須スキルは「絵の力」以上に「コミュニケーション能力」
特に制作進行は、スケジュール管理とスタジオ間の調整が命。絵心よりも、複数のタスクを並行して進める段取り力と、人を動かす調整力が求められます。

3. 未経験者が武器にするべき「3つの強み」

• アニメへの深い知識と愛情: なぜその作品が好きなのか、具体的に語れること。
• 基本的なデッサン力: 動画マン志望なら必須。日々のデッサン練習は欠かせない。
• PCスキル: PhotoshopやCLIP STUDIOなどの操作スキルがあると強み。

4. 就職活動の実際：ポートフォリオと業界研究

• ポートフォリオ制作: 志望職種に合わせた作品を用意（動画なら中割りの作画など）。
• 業界研究: スタジオの特徴を理解し、「なぜウチなのか」を明確に。

アニメ業界は実力主義の世界。未経験からでも、熱意と努力で道は開けます。