「使いやすい」は抽象的な言葉。導入後に「思ってたのと違う」とならないために、現場の負担を本当に減らすシステムを見極める具体的なポイントをお伝えします。

1. 「画面遷移の少なさ」が業務効率を決める
カルテ開く→予約確認→点数計算…と、一連の流れの中で何度も画面を切り替えるシステムは非効率。患者対応という一連の流れを、最小の操作で完結できる「画面設計」 になっているかが最大のポイント。

2. 問い合わせやすい「サポート体制」こそ命
システムに不具合が起きた時、すぐに電話がつながらない、問い合わせても回答まで何日もかかる…これでは使いやすさは台無し。導入前に、サポートの応答速度や対応品質を必ず確認。24時間365日対応かどうかも要チェック。

3. 「カスタマイズ性」と「標準機能」のバランス
自院の独自ルールに合わせ過ぎて、カスタマイズ費用が膨らむケースも。逆に、標準機能だけでは現場の業務が回らないのも問題。よく使う機能は標準で充実しつつ、本当に必要な部分だけ柔軟に変更できるシステムが理想的。

4. 無料トライアルで「現場の声」を聞け
実際に操作する事務スタッフの感想が何より重要。必ず数日間の無料トライアルを実施し、日々の業務（予約、受付、会計、レセプト）をそのシステムでこなせるか体感。操作感やストレスのなさは、実際に使ってみないとわかりません。

「使いやすさ」はスペック表では測れない。現場目線での実践的なチェックが、失敗しないシステム選びの最短ルートです。